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こんにちは!切ない小説で手紙のシーンがあると涙ぐんでしまうYUKIです。
今回は重松清先生、茂木健一郎先生の「涙の理由 人はなぜ涙を流すのか」をご紹介いたします。
あらすじ
「人はなぜ涙を流すのだろう」
涙のテーマを掲げ、対話を重ねる小説家・重松清と脳科学者・茂木健一郎。
涙を流す小説を書く作家と脳のメカニズムを研究する科学者が、「涙」というつかみどころのない、しかし私たちの人生の深い位置にいるモノにフォーカスする。
対話の先に見えてくる「本当の涙」とは何なのか。
こんなこと思ってたらぜひ読んでみて!
「涙」はなぜ流れるのか考えてみたい
本を読んだり、映画を見たり、アニメを見たりしているなかで、感動なシーンが流れると思わず涙が出てくる。
学校を卒業するとき、大会に優勝したとき、はたまた負けてしまったとき、そんなときにも涙を流すことがあるでしょう。
悲しい涙もあれば、嬉しい涙もあるし、悔しい涙もある。
涙という行為一つには、さまざまな出来事から起こる事象だけれども、一体涙を流す理由はなんなのだろう。
何の意味があって涙は出るのだろう。
そんなことをふと思った方はこの作品をお勧めいたします。
きっとその答えを見つけられるでしょう。
読んでみて気づいた魅力
こちらに教えてくれるのではなく、二人の会話を通してこちらが掴む
「涙の理由」はこちらに丁寧に説明をしてくれません。
重松先生と茂木先生が「涙の理由」について、会話をしている文章がひたすら続きます。
そのため、読者側からすると難しくついていけない瞬間もあるかもしれません。
しかし二人の会話形式だからこそ、お二人が行きつく「涙の理由」を掴むことができるのです。
読みながらお二人の言葉の意味を掴むことで、「だから涙の理由はこうなんだ」と納得することができます。
難解ではありますが、シンプルに丁寧に積み上げられているところに優しさを感じます。
読了した方と語りたい話 ※ネタバレを含みます
※ここからは今作を読まれた方とこんな話をしたいなと思い書いています。
※ネタバレを含みますので、読了されてから読むことをおすすめいたします。
涙と理由と笑う理由
途中、涙を流す理由は「泣かせられているのかもしれない」という展開になります。
似たような事例に「笑うことの強要」が挙げられました。
「泣く」ことと「笑う」こと。
対比なようで近いような感覚もありますが、どうつながるのだろうとワクワクしていました。
「この笑いがわからない奴はセンスがない」
「こんな悲しい事件に涙を流さないなんてありえない」
まさかこんな切り口で展開されるとは思ってもみませんでした。
感情表現は個人の自由のはずなのに、無意識に共同体の道具になっている。
コミュニケーションツールとして「笑い」も「涙」も捉えることができる。
本当の涙はあくまでも個人の歴史の積み重ねだと述べています。
「涙の理由」とは個人のバックグラウンドであり、本来は本当の自分を気づかせてくれる大切な瞬間をつくり出してくれるのでしょう。