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こんにちは!去年人生で2回目の入院を経験したYUKIです。
今回は佐野徹夜先生の「君は月夜に光り輝く」をご紹介いたします。
今作は主人公「岡田卓也」がひょんなきっかけから、入院を続けている「渡良瀬まみず」とのかかわりを描いた物語です。
「明るい雰囲気がありながらもどこか悲壮感のある物語が読みたい」
「過去の経験から自分の行動が影響されている物語が読みたい」
「生きることを考えさせられる物語が読みたい」
そんな方にはおすすめの一冊です。
今作に登場する「渡良瀬まみず」は発光病という病気を発症しており、治る見込みがなく余命いくばくか、という女の子です。彼女自身は明るい性格ながらも、死を前にしているためどこか悲壮感が漂います。
また、主人公「岡田卓也」は過去に大きな傷を負っており、そのことから、彼自身もどこか生きることに対して執着していないように見えます。
そんな彼と余命短い彼女を通して、彼女自身も含めて、「生きる」ということに対して考え、実際に行動していきます。
今回は「君は月夜に光り輝く」を3つのポイントにまとめて魅力をご紹介いたします。
- 明るさと悲壮感が織り交じるストーリー
- 過去を背負いながらも生き続ける人たち
- 「生きる」ということを考えさせられる
今作は余命短い女の子「まみず」を主軸として描かれた物語です。「まみず」自身は明るい性格ながらも、死を目の前にしているため時折その言動に悲壮感があります。
また、主人公の「卓也」は過去の経験から心に大きな傷を負っており、生きることに対して執着を見せません。
そして余命の短い「まみず」と生きることに執着しない「卓也」は互いに関わり合いを深めていくことで、「生きる」こととは何なのかを模索していきます。
ぜひ彼らの「生きる」意味を模索する姿を読んで確かめてみてください。
魅力をもっと知りたい方はもうしばらくお付き合いください。
さっそく読んでみたい方はこちら。
明るさと悲壮感が織り交じるストーリー
今作は「発光病」という人の体が発光する病を発症した女の子「渡良瀬まみず」を中心としてお話しです。
「まみず」自身は明るく思いやりのある女の子なのですが、死を前にしているため、ふとした言動に悲壮感が漂います。
そしてそんな二面性を持つ彼女に主人公の「卓也」は出会い、彼女の望みを叶えていくことで、彼女の気持ちを知り、彼女を通して自分自身の気持ちにも向き合うようになります。
過去を背負いながらも生き続ける人たち
主人公「卓也」は過去の経験から心に大きな傷を負っています。
そのため、彼は生きることに執着を見せず、突拍子もない行動をとります。それが彼ら自身の性格を表しているようで、物語が進むにつれてその行動の理由が明らかになっていきます。
生きることに執着を見せていなかった「卓也」は余命短い「まみず」と過ごすうちに、生きることの意味を考え始めます。
「生きる」ということを考えさせられる
余命短い「まみず」と生きることに執着を見せない「卓也」。
二人は言葉を交わすうちに、生きる意味を考えます。
一緒にいられる時間に限りがあるからこそ、その時間の意味を考え始めます。
彼らは互いの気持ちや行動を通して、「生きる」ことの一つの意味を見つけます。
まとめ
今回は佐野徹夜先生の「君は月夜に光り輝く」をご紹介いたしました。
余命短い「まみず」と生きることに執着しない「卓也」のかかわりを通して、「生きる」意味を考える物語。
今の苦しみと過去の苦しみという異なる苦しみを持ちながらも未来に希望を持つことができない2人が「生きる」ことを模索する姿をぜひ読んでみてください。
それでは良い読書ライフを!
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