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こんにちは!ここ数年で料理欲が高まり続けているYUKIです。
今回は仲町六絵先生の「あやかしとおばんざい ふたごの京都妖怪ごはん日記」をご紹介いたします。
今作は石川県でお皿を販売している家に生まれた双子が進学を機に京都へ移住するお話しです。そこであやかしと人をつなぐ役目を持つ「くくり姫」から物語を書いてほしいと頼まれます。
「その土地その土地で食べられてきた料理に興味がある」
「人とあやかしが共存する街を描いた物語が読みたい」
「主人公が見て聞いて感じたものを表現する物語の中の物語が読みたい」
今作はタイトルどおりたくさんの料理が登場します。しかもどれもがその土地に根付いた伝統的な料理ばかりで実際に食べたくなります。
また、京都を舞台として様々なあやかしや人が登場し、関わりあいながら生活している様子が描かれています。
そしてくくり姫というあやかしと人とをつなぐ役目を持つ神さまからお話しを作ることを頼まれる「直史」と「まどか」。小説の中にお話しがいくつも登場する珍しい作品です。
今回は「あやかしとおばんざい ふたごの京都妖怪ごはん日記」を3つのポイントにまとめて魅力をご紹介いたします。
- 土地に根付いた美味しそうな料理たち
- 人とあやかしが共存する街
- 物語が進むにつれて描かれていく物語の中の物語
主人公たちの故郷石川県と進学先に住むことになった京都。二つの街に根付いた料理がいくつも現れます。
また、人が住む街に共存するあやかしたち。彼らは人の生活の中でいくつも手助けをしながら共存しています。
そして主人公たちに頼まれたあやかしの作品作り。ストーリーが進むにつれて物語の中の物語が完成していきます。
「直史」と「まどか」が送る日常の中に訪れるあやかしたち。彼らの物語が紡がれる瞬間をぜひ読んでみてください。
魅力をもっと知りたい方はもうしばらくお付き合いください。
さっそく読んでみたい方はこちら。
土地に根付いた美味しそうな料理たち
今作の主人公「直史」と「まどか」は石川県生まれの双子。彼らは進学のために京都に移り住みます。
京都で二人暮らしする彼らは自炊をする中で様々な石川県に根付いた料理を作ります。また、京都に住んでいる中で京都に根付いた料理も登場します。
二つの街に根付いた伝統料理が何度も登場し、思わず食べたくなるほど気になります。
人とあやかしが共存する街
今作では様々なあやかしたちが登場します。個性豊かな彼らは人と共存しながら生活しています。
時に人に気づかれず助けたり、人の前に現れて直接的に助けたりしています。
それは彼らの存在意義であり、幸せでもあるのです。
物語が進むにつれて描かれていく物語の中の物語
人とあやかしをつなぐ神さま「くくり姫」にあやかしの物語を作ることを頼まれた「直史」と「まどか」は作品作りに奔走します。
あやかしに直接話しを聞いたり、過去に描かれたあやかしの物語をインプットしていき、彼らなりの物語を紡いでいきます。
物語の中にある物語が彼らが見てきたものや聞いてきたもの、感じたものをくっきりと浮かび上がらせています。
まとめ
今回は仲町六絵先生の「あやかしとおばんざい ふたごの京都妖怪ごはん日記」をご紹介いたしました。
それぞれの土地に根付いた料理がどれも美味しそうで思わず食べたくなります。
また、あやかしと人が共存する街を描きながら、その存在を維持するために描かれる作品たちを読むことでどんどんとこの世界にのめりこんでいきます。
ぜひ気になった方は「あやかしとおばんざい ふたごの京都妖怪ごはん日記」を読んでみてください。
それでは良い読書ライフを!
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