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こんにちは!君の名は。を映画でみた時に映像と音楽にすごく感動した記憶のあるYUKIです。
今回は新海誠先生の「小説 君の名は。」をご紹介いたします。
あらすじ
田舎の神社で暮らす女子高生「三葉」と東京で暮らす男子高生「瀧」は互いが夢の中で入れ替わっていることに気づく。
互いは合わずとも自分たちの人生に影響を与え合うことで、交流を深めていく二人。
そして彼らは大きな運命に立ち向かうことに、、、。
こんなこと思ってたらぜひ読んでみて!
「映画『君の名は。』が好き」
今作は映画「君の名は。」が作られる途中で出来上がった作品です。
同じストーリーながらも、また違った見え方ができるので読んでいて楽しいと思います。
人と不思議な関わり方をする物語が読みたい
今作の魅力の一つに「夢で互いの人生を送る」というものがあります。
顔を合わせたことも無い二人が、互いの体が入れ替わるという経験を通して交流していくところが斬新だと思います。
家族や友人、バイト先の先輩など周りの反応から、互いの人格を知るというのはとても新鮮です。
読んでみて気づいた魅力
詳しく描かれるキャラクターの心情
私は映画館で「君の名は。」を見たことがあります。
そのときには「なんて綺麗な絵で、なんて感動的な音楽なんだろう」と感動した記憶があります。
そして今、今作を読んで「なんてリアルな心を描くんだろう」と思いました。
小説として書き起こしたことで「三葉」と「瀧」の気持ちが詳しく描かれています。
映画を見た側からすると、「この時ってこんなことを考えてたんだ」とより面白く作品を読むことができると思います。
難しいからこそ尊い人と心を交わすこと
親との関係から学校で陰口を叩かれる「三葉」。
バイト先の先輩に憧れるけど一歩踏み出せない「瀧」。
顔をみたことも無いが、心を交わす「三葉」と「瀧」。
今作では物理的な交流と精神的な交流が対比として描かれています。
物理的に簡単でも、気持ち的には難しい。
気持ち的には簡単なのに、物理的には難しい。
今作を読み人間関係とは、困難だからこそ、そこに価値があり尊さがあるのかなと感じました。
読了した方と語りたい話 ※ネタバレを含みます
※ここからは今作を読まれた方とこんな話をしたいなと思い書いています。
※ネタバレを含みますので、読了されてから読むことをおすすめいたします。
詳しく描かれる人物像と人間関係
今作は映画を小説にした作品です。
映画と違い小説で楽しめるのは、登場人物たちの考えと人間関係だと思います。
例えば「三葉」が幼馴染と会話をしているところに、同級生から陰険な言葉を投げかけられるシーン。
ここでは父親が町長であり、父親同士が一緒に政治に参加していることから友情を否定されているように感じます。
ここに対比しているのが、体が入れ替わった「瀧」が同級生に立ち向かうシーン。
体は同じでも心が入れ替わっていることを象徴するシーンだと思います。
体が入れ替わるという細いつながり
体が入れ替わること自体は大きな衝撃ですが、つながりはそれだけで細い絆とも言えます。
「三葉」と「瀧」にとってはじめは、互いの体が入れ替わっていることにとまどいを覚えたり、自分の意思とは関係なしに人生に影響を与えられていることに憤りを覚えたりもしています。
しかし、いざ実際に会ってみたいと思ったときに会うことがどんなに困難なのか。
当たり前だと思っているけれど、人との「つながり」は繊細なものなのではないかと感じられました。
映画を見て小説を読んで「君の名は。」がもっと好きになりました。
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