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こんにちは!絵は絶望的にセンスがないですが、美術館に行くのは好きなYUKIです。
今回は本田晴巳先生の「君とソースと僕の恋」をご紹介いたします。
今作は主人公「宇野正直」がバイトをしているコンビニに訪れる女性に一目惚れし、悶々としていたころひょんなきっかけで、関わりを持てるようになるお話しです。
「バックグラウンドに複雑な感情を持つ恋愛物語が読みたい」
「自分の心にまっすぐな主人公の物語が読みたい」
「大学生と社会人の恋愛小説が読みたい」
そんな方におすすめの一冊です。
今作に登場するヒロイン「ミカ」は毎日のようにソースを買う不思議な行動を繰り返しています。それは彼女の持つ過去に原因があり、、、。純情な主人公と複雑な過去を持つ彼女が物語を紡いでいきます。
また、複雑な過去を持つ彼女に対してどこまでもまっすぐに向き合う主人公「正直」。彼は自分自身の「ミカ」に対しての思いにもまっすぐに向き合い、悩み苦しみそして前に進み続けます。
今作は同い年の二人を描く物語ではなく、大学生の主人公と社会人のヒロインの物語です。年の差によって大学生の初々しいエネルギッシュな姿と社会人の静けさを帯びた落ち着いた姿が対比されています。
今回は「君とソースと僕の恋」を以下の3つのポイントにまとめて魅力をご紹介いたします。
- 凄惨な過去を持つ故に複雑な感情を抱えて進む恋愛物語
- どこまでもまっすぐな主人公
- 大学生と社会人の恋
ヒロインの「ミカ」は過去に大きな傷を負っており、その過去が明らかになっていくとともに、その現実に主人公はぶつかっていきます。
しかしどんなにつらい現実があろうとも「正直」はまっすぐに「ミカ」を見続け決してあきらめません。
そして何といっても大学生と社会人故に、エネルギッシュなだけでなく、落ち着いた雰囲気も持っているのがこの物語の魅力です。その対比によって互いに影響し合い、際立っているのが魅力です。
ぜひどこまでもまっすぐな「正直」とどこか悲哀をもつ「ミカ」の恋をその目で見てみてください。
魅力をもっと知りたい方はこの先の記事もぜひ読んでみてください。
さっそく読んでみたい方はこちら。
凄惨な過去を持つ故に複雑な感情を抱えて進む恋愛物語
今作のヒロイン「ミカ」は過去に大きな傷を負っています。どこか悲哀な雰囲気を漂わせる彼女には、それ故に距離感を掴むのが難しい場面があります。
主人公の「正直」も「ミカ」がどんな気持ちを抱えているのかわからないながらも、「好き」という感情を大切に抱え、「ミカ」に対してストレートに感情を伝えます。
お互いが相手に対してどう思っているのかだけではなく、その人の背景にもフォーカスした上で物語は進んでいきます。
どこまでもまっすぐな主人公
今作では「ミカ」の過去が凄惨な故に、悲しく痛ましい雰囲気があります。しかし、どんなにつらい状況になろうと、「正直」は「ミカ」への気持ちをあきらめません。
物語が進むにつれ、「ミカ」の過去や取り巻く環境がどんどんと明かされていきます。「正直」はそのたびに大きな壁に何度もぶつかります。
しかし、「正直」は「ミカ」への好きという気持ちを強く持ち、その壁を何度も壊していきます。
大学生と社会人の恋
今作の魅力の一つに年齢差があります。
「正直」は大学生で「ミカ」は社会人。
エネルギッシュでまっすぐな「正直」と落ち着いた柔らかな「ミカ」。
その対比があることでそれぞれの感情が露わになったときのシーンがくっきりと浮かび上がります。
まとめ
今回は本田晴巳先生の「君とソースと僕の恋」をご紹介いたしました。
過去に傷を持つ「ミカ」とまっすぐな主人公「正直」。二人の恋は凄惨で辛い壁が何度も立ちはだかります。
お互いが持つ雰囲気を互いにくっきりと表しながら物語は進んでいきます。
ぜひ二人の恋の行方をその目で確かめてみてください。
それでは良い読書ライフを!
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