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こんにちは!お茶に興味があるけれど正座が苦手すぎて二の足を踏み続けているYUKIです。
今回は加藤泰幸先生の「尾道茶寮 夜咄堂 猫と茶会と花吹雪(つくも神付き)」をご紹介いたします。
今作は古民家カフェを亡き父親から継いだ大学生「千尋」がつくも神とともに人々の悩みに寄り添い、お茶を通して解決していくお話しです。
「茶道に興味がある」
「つくも神に興味がある」
「文化を通して心をつなぐことに興味がある」
そんな方におすすめの一冊です。
今作は古民家カフェを営む「千尋」がお茶を通して人と関わり成長していくお話しです。「千尋」をサポートするつくも神は茶道への知識が豊富で様々な場面で「千尋」を助けます。
また、古民家カフェ「夜咄堂」にある茶道具たちには前述のとおりつくも神がいます。彼らは「夜咄堂」のオーナーある「千尋」を優しく見守り時には助けたり心を通わせたりします。
そして茶道への知識や経験を深めていく「千尋」は茶道を通して人と関わりを深めることに感動を覚えていきます。
今回は「尾道茶寮 夜咄堂 猫と茶会と花吹雪(つくも神付き)」を3つのポイントにまとめて魅力をご紹介いたします。
- 一つ一つに意味がある茶道
- つくも神を通して知るモノに込められた思い
- 文化を通して心を通わせる尊さ
今作では茶道に対しての言及が多くあり、それぞれの役割を丁寧に描いています。そのため、茶道を作り上げる一つ一つのモノに意味があるのだと教えてくれます。
また、今作に登場するつくも神たちは個性豊かで人間の姿をしていれば動物の姿になっているものもいます。そんな彼らの生きる姿を通して彼らが宿るモノの意味や思いが描かれています。
そして茶道の理解を深めていく「千尋」は茶道を通して人と関わり、心を通わせることの尊さを知っていきます。
茶道を知らなかった私もお茶をやってみたいと思うほど、茶道の素晴らしさが描かれている今作、ぜひお手に取って読んでみてください。
魅力をもっと知りたい方はもうしばらくお付き合いください。
さっそく読んでみたい方はこちら。
一つ一つに意味がある茶道
今作の舞台である古民家カフェ「夜咄堂」は2Fのスペースに茶道ができる部屋があり、主人公の「千尋」は茶道へ向き合うようになります。
茶道を構成する上でお茶はもちろんのこと、お菓子や掛け軸、茶器まで様々なアイテムが登場します。
そしてその一つ一つに意味があり、思いがあることを今作では描かれています。
つくも神を通して知るモノに込められた思い
今作の魅力の一つに個性豊かなつくも神が登場することが挙げられます。
彼らは茶器や掛け軸など実に様々なものに宿ったつくも神であり、今作の主人公であり古民家カフェ「夜咄堂」のオーナーでもある「千尋」を様々な場面で助けます。
彼らの生きる様をみていることで、彼らが宿ったものたちに込められた思いが丁寧に描かれています。
文化を通して心を通わせる尊さ
「千尋」はつくも神たちに茶道を教えてもらったり、関わった人たちの想いに触れていくことで、お茶の素晴らしさに気づいていきます。
格式や礼儀が重要視されると思いがちな伝統文化も根本には相手への想いがあることを知り、彼らしい茶道を模索するようになります。
伝統文化に対して敷居を高く感じることが多く忌避感を覚えていましたが、自分もやってみたいなとよんでるうちに思うことでしょう。
まとめ
今回は加藤泰幸先生の「尾道茶寮 夜咄堂 猫と茶会と花吹雪(つくも神付き)」をご紹介いたしました。
茶道を作り上げる要素は様々あり、その一つ一つに意味がある。その意味を成したつくも神たちの生き様を通して人が作り上げてきた思いを読み上げることができます。
伝統文化はコミュニケーションツールの一つでもあり、人と人の心をつなぐことができる素晴らしいものなのだと感じました。
茶道の素晴らしさを知ることができる今作をぜひ読んでみてください。
それでは良い読書ライフを!
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