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こんにちは!深夜にコンビニ行くことにちょっとワクワク感があるYUKIです。
今回は竹宮ゆゆこ先生の「知らない映画のサントラを聴く」をご紹介いたします。
大切な友人の写真を奪われた無職の主人公「錦戸枇杷」は犯人を捜しているうちに、友人の彼氏だった男「森田昴」に出会う。
本当に無くしたものはなんだったのか、空いた心を埋めるものは何なのか。
無職女が答えをもがき探し続けるストーリー。
「全然違う性格や考え方でもどこか共感しあう話しが読みたい」
「重いストーリーながらもスッキリする話しが読みたい」
「全力でもがき続ける人間臭い物語が読みたい」
そんな方にはおすすめの一冊です。
今作の主人公「錦戸枇杷」と同棲することになった親友の元カレ「森田昴」は全然考え方も違えば性格も違います。
しかし、共通に抱えている問題から彼らはどこか気持ちがつながっています。
また、今作は後悔をしつづけ前に進むことができない暗いストーリーです。ただ、彼らは後ろ向きになりながらもエネルギーを爆発させています。
そして彼らは過去の後悔に囚われながらも全力でもがいています。その人間臭さがたまらなく、この暗くじめじめした世界観に引き込まれます。
今回は「知らない映画のサントラを聴く」を3つのポイントにまとめて魅力をご紹介いたします。
- 歪ながらも共感しあう二人
- 重いストーリーながらも爽やかな展開
- 全力でもがく主人公
今作の主人公「錦戸枇杷」と親友の元カレ「森田昴」は歪な関係ながらも、どこか共感してしまい、互いを気にかけながら物語は進んでいきます。
また、今作は重く暗いテーマであり、「枇杷」も「昴」も激しい後悔をしながら生きています。しかし彼らの行動が決して落ちていくだけでなく、ちょっと明るい兆しを何度も見せてくれます。
また、主人公「枇杷」は悩みながらも体も心も生きていくために必死にもがいて生きていきます。
ぜひ「枇杷」が答えにたどり着く姿を読んでみてください。
魅力をもっと知りたい方はもうしばらくお付き合いください。
さっそく読んでみたい方はこちら。
歪ながらも共感しあう二人
今作の主人公「錦戸枇杷」と親友の元カレ「森田昴」は衝撃的な出会いの後、同棲することになります。
「枇杷」は「昴」に対して嫌悪感を抱きながらも、共通の悩みからどこか共感してしまい、彼の考えていることに思いを馳せます。
本来、出会うはずのなかった二人が後ろ向きな理由から関わり共感していく姿は、お互いの傷を癒したいと思いながらも救えないもどかしさを感じます。
重いストーリーながらも爽やかな展開
「枇杷」と「昴」は共通の大きな出来事から、後悔を抱え、心が前に進めずにいます。
現実を直視できず人生に言い訳をしたり空想したりすることで、なんとか生きながらえています。
そんな重く暗いストーリーながらも、彼らの性格がエネルギッシュなため、クスクスと笑ってしまうシーンが何度もあります。
全力でもがく主人公
過去に大きな後悔をし、前に進むことができない「枇杷」。
彼女は前に進みたいことすらわからず、どこへ行けばいいのかもわからない孤独感を覚えながらも、生きていくために必死にもがきます。
現実を直視できないなら全力で目をそらそうとするし、どこかへ行きたくなったら後先考えずに、すぐ行動します。
その全力でもがく姿にシンプルにすごいと思ってしまいます。
まとめ
今回は竹宮ゆゆこ先生の「知らない映画のサントラを聴く」をご紹介いたしました。
歪ながらも共感してしまう「枇杷」は過去に取り残されながらも、全力でもがきながら前に進んでいきます。
その先に待つ光景とは。
ぜひ「枇杷」が行きつく先を読んでみてください。
それでは良い読書ライフを!
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