#49 丁寧に描かれた恋愛模様。もう一度読みたくなるストーリー。

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こんにちは!好きな都道府県はどこ?と聞かれたら「静岡県!」と答えるYUKIです。

今回は乾くるみ先生の「イニシエーション・ラブ」をご紹介いたします。

あらすじ

大学生の「鈴木」は人数合わせで参加した合コンで「マユ」に出会う。

彼らは意気投合し、そして恋に落ちる。

昭和という懐かしい時代背景の中で、リアルな男女の関わりを描く。

物語のすべてを読み切ったとき、まるで過去を思い出すように物語を再読したくなります。

こんなこと思ってたらぜひ読んでみて!

昭和を舞台に展開される物語を読んでみたい

今作は1980年代が舞台。

作中には「国鉄」や「男女七人物語」など当時を思い出すような言葉が登場します。

また、「鈴木」と「マユ」が行くデート先も、当時流行った場所に行ったりもしています。

ちなみに私は平成生まれなのでこんなこともあったんだ、と面白く読んでいました。

丁寧に描かれたリアルな恋愛模様が読みたい

今作は「鈴木」と「マユ」の出会いから付き合ってからの生活を丁寧に描かれています。

そのため、心情の変化や行動がリアルに描かれており、まるで2人の生活を覗き見ているような感覚になります。

読んでみて気づいた魅力

当時の20代の恋を想像させるストーリー

1980年代の昭和を生きる20代の「鈴木」と「マユ」。

「男性がリードする」「車はステータス」「合コン」など、今とは少し異なった考え方が登場します。

当時を生きた方々のリアルな心情はどうだったのかはわかりませんが、スタンダードな考え方だったとすると、違いがあって面白いなと思いました。

単調に進むストーリー

今作は「鈴木」と「マユ」の恋愛模様が丁寧に描かれています。

そのため、読んでいると単調さを感じることもあります。

ただ、最後まで読んだ時に、なぜここまで丁寧でいて単調だったのかわかると思います。

そしてもう一度読みたくなることでしょう。

読了した方と語りたい話 ※ネタバレを含みます

※ここからは今作を読まれた方とこんな話をしたいなと思い書いています。

※ネタバレを含みますので、読了されてから読むことをおすすめいたします。

何か起こりそうで起こらない違和感

始めに感じた違和感は「マユ」が便秘で入院したと言ったシーン。

実際にそういう方もいらっしゃる可能性もあるが、物語としては大きな展開であります。

ですが、そのあとはただ二人の甘い関係が続きます。

その点に違和感を覚えていました。

また、最初の印象として「マユ」は大人しいとまではいかずとも、決して押しつけがましい性格ではないように思えました。

しかし、「鈴木」に対して「男はリードするもの」「車は持っていてほしい」「地元で就職してほしい」など、言い方は大人しいながらも、結構わがままだなという印象がありました。

「鈴木」はそんな「マユ」に対して、マイナスな印象はなく素直に車の免許を取りに行ったりしていたので、何も起こらないんだ、、、と不思議に思っていました。

一瞬フリーズしたほど完全に騙された

前述で違和感を感じたものの、そんな物語もあるのかなと思いながら読んでいました。

正直、退屈さを覚えるほど単調でしたが、それも織り込み済みだったするとまんまと騙されました。

お恥ずかしい話、あまりにも退屈すぎて私は最後まで読んだ時にもトリックには気づかず、読み終えた達成感しか感じていませんでした。

トリックに気づいたのはあとがきを読んだ時です。

「鈴木」という名前は多い、というような文を読んだ時、「はっ!?」となりフリーズしました。

「そういえば名前が違った、、、」

そこからは頭の片隅にあった違和感がフラッシュバックし、声を上げました。

本当に乾先生にはまんまと騙されました。

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