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こんにちは!地元に根付いた民俗博物館に行くのが好きなYUKIです。
今回は堀川アサコ先生の「100回泣いても変わらないので恋することにした。」をご紹介いたします。
あらすじ
郊外で学芸員の仕事をしている「手島沙良」。
彼女は仕事中に孤独な人にしか見えない小さいおじさん「槇原伝之丞」。
沙良は彼に出会うことを皮切りに何でもない日常に非日常が舞い込んでくる。
そしてひょんなことから出会ったイケメンが気になるも彼には秘密があり、、、。
こんなこと思ってたらぜひ読んでみて!
日常の中にある非日常な物語が好き
主人公「沙良」は祖父母と暮らす学芸員。
仕事場も閑散としていて、バリバリという感じでもありません。
穏やかな日常が送られるような世界観です。
しかし彼女は小さいおじさん「槇原伝之丞」に出会ったことから非日常が紛れ込んできます。
不思議な現象をすんなりと受け入れながらも、現実的なことに悩む「沙良」にギャップが魅力的です。
読んでみて気づいた魅力
広げた風呂敷を手早く畳む
冒頭、様々な謎が現れます。
小さいおじさんもそうですし、河童伝説、捨てられた猫、謎のイケメンなどなど。
どんどんとお話しの風呂敷が広がっていきます。
「え、こんなに広げて大丈夫なのかな」と思っていると、物凄いスピードで畳まれていくのです。
このスピード感がとても痛快で読んでいてスッキリするのです。
読了した方と語りたい話 ※ネタバレを含みます
※ここからは今作を読まれた方とこんな話をしたいなと思い書いています。
※ネタバレを含みますので、読了されてから読むことをおすすめいたします。
不思議な世界と穏やかな日常を織り交ぜる
「不思議な世界」と「穏やかな日常」を織り交ぜた今作。
堀川先生の幻想シリーズが好きな私ですが、そちらの作品も同じような雰囲気があります。
今作はさらに現実的だけど突拍子もない話が出ますよね。
「愛情のない母親が自身のためだけに娘を迎えに来る」
「イケメンの男が母親と付き合っていた」
「パワハラ気質の同僚が友人と付き合う」
小さいおじさんや河童などの超常現象が起こる傍らで、人間による超常現象が起こっているこの突拍子もなさがたまらなく面白いのです。
しかも最終的にイケメンを好きになったことで、小さいおじさんが見えなくなるというエンディング。
このエンディングはまるで、荷物をいっぱい入れた風呂敷を包みキュッと縛るような感覚になります。
このエネルギッシュな作風に魅了されます。