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こんにちは!お茶に挑戦してみたいYUKIです。
今回は加藤泰幸先生の「尾道茶寮夜咄堂 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き)」をご紹介いたします。
あらすじ
唯一の肉親であった父を亡くした「千尋」。
遺産整理のため父が営んでいたお茶屋さんへ足を踏み入れる。
そこには「つくも神」だと名乗る二人の人間が。
お茶屋さんを継ぐことを決め、「つくも神」とともにお店を開いたのだが、一度閉店してしまったためお客さんは来ない。
千尋はお茶屋さんを続けるため奔走する。
こんなこと思ってたらぜひ読んでみて!
ずっと大切にしているものがある
父の遺品を手放そうとしていた千尋。
お茶に対して距離を取っていた彼は、父が遺したとしても継ぐ気はありませんでした。
しかし「ヌバタマ」や「オリベ」と関わっていき、だんだんと父が遺したカフェから離れがたくなるようになります。
千尋は一度大切に思ったものを簡単には手放さない優しさがあります。
読んでみて気づいた魅力
我慢強いが失うことを恐れる性格
父子家庭だった千尋は我慢強い性格です。
そのため自分の気持ちを押し殺して周りを優先してしまうこともしばしば。
しかし家族を失っている彼は誰よりも失うことを恐れています。
つくも神たちは千尋に対してまっすぐに真心を伝え行動することで、千尋の心も少しずつ変わってきます。
読了した方と語りたい話 ※ネタバレを含みます
※ここからは今作を読まれた方とこんな話をしたいなと思い書いています。
※ネタバレを含みますので、読了されてから読むことをおすすめいたします。
なぜ茶道に対して苦手意識があったのか
はじめから千尋は茶道に対して距離を取ろうとしていました。
古民家カフェを営んでいくなかで、目玉となるサービスのはずなのになぜ敬遠していたのか。
それは家族を失ったときにすべて茶道が関わっていたから。
千尋にとって茶道とは大切なものを失う象徴だったのです。
「ヌバタマ」や「オリベ」はお茶の道具のつくも神なので関わらざるを得ないのですが、少しでもお茶とは距離を開けたい心情が表れていたのでしょう。
はじめはわがままだなと思っていましたが、過去を知ったことでトラウマながらも前を向くために向き合っていたんだなと気づきました。